Recognition-Education Lab

ーAI以降の教育 Group intelligence時代へー

教育(Education)×経済(Economics)=Edunomicsが必要な理由②

 

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前回は、「資本主義の本質」の観点から、

これからの時代、未来に向けて、新しい資本主義システムと、成長エンジンが必要になる、という点を考えてみました。

http://kotomiyagawa.hatenablog.com/entry/2017/03/20/215109

 

それでは、新しい資本主義システムといっても、どのように考えていけばいいでしょうか。

今回は、その点について考えてみたいと思います。

 

その前に、私たちはシステムという言葉をよく使いますが、

システム:

系。体系。組織。多数の構成要素が集って有機的に秩序ある関係を保ち,一つの目的の仕事を果す機能または組織体。たとえば生物は多くの細胞という構成要素の集合であり,さらに個々の細胞は、それぞれの機能を果しつつ他の細胞と有機的な連携を保って,生命体というシステムを構成している。(ブリタニカ国際大百科事典)

 

というように、システムとは、複数の構成要素が集まって全体の目的を果たす、という意味があります。

 

例えば、地球のシステムで言えば、地球を成立させる構成要素ひもが集まり、様々な素材や4つの力などの機能を果たし、内部循環を起こし地球を維持しています。(自転)

そして、他の太陽系の軌道の上で、太陽との相互作用を繰り返して外部循環しながら一定の秩序を維持しています(公転)

 

このように、システムを、内部システム(自転)と外部システム(公転)に分けて考えると、アインシュタインの重力理論では、時空間=質量

であるので、地球の「自転」の裏には、必ず目には見えない時空間があり、大きな秩序を土台としてある程度の決まった範囲を「公転」しています。

 

うーん、なんだか、難しいな、思った方も多いかと思いますが、

もうちょっとおつきあい下さい。笑

 

例えば、私たち、人間という生命体のシステムで考えると、

90兆個の細胞が、脳、心臓、血液、肺、胃、腸、目、耳、鼻、口、皮膚、などの個々の機能を果たして、それが連携しあって内部循環をし、生命を維持しています。(自転)

ですが、それを成立させるためには、さらに大きな秩序が働いています。目に見えない時空間の範囲を移動し、外部から必要なエネルギーを吸収し、そして体の外へ排出し、という、相互作用の一連の循環が必要になります。(公転)

 

また、人間は、動物と違って、生命体でもあり、精神体でもあります。

精神システムで考えるならば、「考え」「感情」「イメージ」「エネルギー」「Identity」という構成要素が相互作用して、内部循環を起こし(自転)

そして、決まった範囲の外部の精神体と、言葉・表情・行動などのコミュニケーションを通して循環を起こす(公転)を繰り替えしています。

  

日本という国家システムになると、1億3000万人の人間が集まって、家庭、学校、企業、行政、などの個々の機能を果たしながら、共同体を維持するための、様々な法律、イデオロギー、宗教などの秩序を利用し国家を維持しています。日本は民主主義と資本主義を利用しています。(自転)

そして、日本以外の世界の国との相互交流・外交を通して、日本という国が維持されています。(公転)

 

自転と公転は切っても切り離せなく

見えない時空間があるから質量が生まれ

公転するから自転するのでもあり

自転するから公転するのでもあります。

 

と、ちょっと難しい話が続きましたが、ここでお伝えしたかったことは、

部分の動きを見るときには、このように、全体の構造を理解することがとても重要である、ということです!

特に、自転と公転に分けて、様々な現象を整理することは、とてもシンプルになっていきます。

 

それでは、資本主義システム、といった場合、その全体の構造をどのように理解すればいいのでしょうか。

 

そんなこと、なかなか普段の日常では考えないでしょうし、私も学校のテストで出た記憶はありません。多分、、、。

ですが、私たちが生きて動いている、全体のシステムを、全く知らないで生きるのと、知って生きていくことは、大きく違いますよね。

知ることで、そのシステムを作り変えたり進化させたりできる第一歩になります!

 

世界の各国の共同体の中で、今現在、資本主義を導入している国は約200各国あるそうで、日本もその一つです。

つまり、21世紀の現代文明社会というものは、ほぼ資本主義が土台となって成り立っていると言うことができますね。

 

ここで、

現代文明社会が、どのような秩序で成り立っているのか、その根本秩序の全体像を、ノ・ジェスがわかりやすくまとめているので紹介したいと思います。

 

ノ・ジェス 現代文明の根本秩序 1〜10

理想社会のモデル(資本主義)

資本主義経済成長の理想のモデル

資本主義経済成長の精神(思想・哲学・理念)

資本主義経済成長の理論

資本主義経済成長の政策

資本主義経済成長の戦略(①供給中心戦略:労働と資本 ②需要中心戦略:企業と産業 ③競争中心戦略:0次産業)

資本主義経済成長の経営体制

8資本主義の基本体制 →自転

理想国家を追求する地球上の約200の国々の資本主義社会文化・文明の現実

10人材教育 

 

 1→10のプロセスが、目に見えない公転を成り立たせる時空間だとイメージしたら、

 その中で、8「資本主義の基本体制」自転活動として生まれてくる。という整理です。

ぜひ、これは認識技術でお伝えしている、中外ひっくりHITOTSUの動きのイメージが分かれば、とても全体の構造がイメージしやすいので、おすすめです。

 

もとい、どんな共同体であれ、皆が幸せに暮らせる共同体をつくりたい、というのが理想にあるでしょう。現代文明は、世界200ヶ国が、その理想社会のモデルをつくるために、資本主義をひとつの道具として、理想社会を追求しています。

 

理想社会のモデルをたて、その実現のために、

成長モデルを追求し、

理想を現実化するための精神(思想・哲学・理念)が必要になり、

理論が必要になります。

それを基礎として、具体的な成長政策戦略

現実的な経営体制がつくられ

その基軸となるシステムの内部構造として、基本体制(自転)が活動し

また、全体の公転に影響を与え合って

理想が現実化され文明ができる、

という構造です。

 

ですが、

ノさんの整理の中で、一番重要なのは、

結論として、理想社会のモデルを描くことができる、人間を育てる「人材教育」が必要であるのに、それが今まででの歴史を振り返ると着手できなかった、という点です。

 

なにごとも、まずは、理想を立てるためには、大きな設計図が大事ですよね。

その理想の設計図を描く「人間」が、どのような「人間」になるのか、が重要であり、自分と相手が分離した認識に固定され、過去のイメージ縛られた人間と、

すべての人間の可能性が認識できて、相手と自分も分離ができないイメージをもった人間が、描く理想とではどのような違いが生まれるでしょうか?

 

人間を無限の可能性を開かせ合える人材を育成するのが

本来の「教育」の役割でもあります。

 

ですが、これまでの教育では、人間の「観点の問題」=観点固定の問題が解決できなかったため、システム本来の循環が起きず、全体にひずみが生まれてしまっているのです。

 

これからの時代、新しい「人材教育」が、経済発展を飛躍させる鍵であり、

理想の文化文明すらも、これまでにない感動の文化文明へともっと飛躍させることができる鍵でもあります。

全体の構造から見た上で、教育と経済の融合=Edunomicsの時代が必要となる理由のひとつです。

 

ちょっと、今回は、頭が痛くなった内容だったかもしれませんが、最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

次回は、資本主義の自転の役割をしている資本主義の中心軸には、どんな構成要素が必要か、について考えていきたいと思います。

 

宮川古都

 

 

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